マンションやアパートで採用されるケースが多い鉄骨造は、日本でもポピュラーな構造のひとつと言えるでしょう。
鉄骨造は重量鉄骨と軽量鉄骨とがあり、それぞれに特徴があるのをご存じでしょうか。
この記事では、重量鉄骨造とは何かのほかメリットや防音対策もご説明するので、賃貸物件を探している方はお役立てください。
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重量鉄骨造とは
重量鉄骨造とは、骨組みとなる鉄骨に厚さ6mm以上の鋼材を使った鉄骨造で、建物の基礎となる柱や梁などの接合部をボルトで剛接合するのが特徴です。
超高層を含むマンションやビルなど頑丈な建物の構造として採用されており、軽量鉄骨造に比べ鋼材が厚く、より強度が高いです。
少ない数の鉄骨で建てられるので、広い空間や吹き抜け、ビルトインガレージなどは重量鉄骨造が得意とする間取りです。
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重量鉄骨造の賃貸物件のメリット
重量鉄骨の建物では、柱と梁を一体化し、筋交いを必要としない「ラーメン構造」と言われる構造が採用されます。
これにより柱と柱との間隔を広く取れるため、大きな空間を創出できるのが特徴です。
重量鉄骨の賃貸物件はリビングが広いケースが多く、優雅な生活を送れる点がメリットの1つになるでしょう。
また、鉄骨造は耐震性の高さが大きな特徴の一つです。
鉄骨には「粘り強い」という性質があり、構造を計算したうえで設計することで、地震に強い建物を建てられます。
木造はもとより、軽量鉄骨よりも鋼材が厚く柱も太いため建物の耐久性があり、安心して住めるでしょう。
一方で、鉄骨造自体は、遮音性に優れているわけではありません。
さらに、重量鉄骨造のデメリットは、軽量鉄骨造や木造住宅に比べて建築コストが高い点です。
ただし、賃貸物件の家賃や敷金、礼金などは物件の立地や設備、築年数など様々な要素により決まるため、必ずしも重量鉄骨造が高くなるとは限りません。
さらに、重量鉄骨の賃貸物件は、軽量鉄骨に比べて家賃や敷金、礼金などが高くなる傾向があるのも否めません。
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重量鉄骨造の賃貸物件における防音対策
重量鉄骨の賃貸物件では、防音対策が必要になるでしょう。
床材に軽量気泡コンクリートのALC板を用いている場合や、仕上げのフローリングとの間に空間を設ける二重床にすると遮音効果があると言われています。
入居する際には、床が遮音性の高い作りになっているのかを確認するのが得策かもしれません。
そのうえで、防音マットや厚めの敷物を敷くと、足音だけでなく物を落としたときなどの緩衝材になるでしょう。
隣家への音漏れは壁に防音シートを貼る方法や、本棚など大型家具を壁に設置するのも効果が見込まれます。
屋外からの騒音が気になりそうな場合には、防音効果のあるカーテンのほか、ドアや窓のすきまにすきま止めテープを貼るのが有効です。
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まとめ
重量鉄骨造は3階以上の高い建物が多く、賃貸物件の場合には大きなリビングや高層階からの眺望とともに、耐震性が高く安心して住めるでしょう。
遮音性が乏しいので床や壁の防音対策を施し、トラブルにならないように注意して素敵な生活をお過ごしください。
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