マンションの間取りには、種類と名前があることをご存じでしょうか。
玄関が中央部にあり、廊下が短く生活動線に優れている「センターインマンション」という間取りがあります。
今回は、センターインマンションとはどんな間取りか、メリット・デメリットをあわせてご紹介します。
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センターインマンションとはどんな間取り？
センターインマンションとは、マンションの代表的な間取りの1種であり、ほかには田の字型やワイドスパンと呼ばれる間取りがあります。
この間取りでは、中央に玄関があり、玄関の左右に寝室やリビングが配置され、キッチンや浴室などの水回りが一か所に集約されています。
寝室とリビングが反対側に配置され、廊下が短いため部屋への移動がスムーズであり、部屋の面積も広くなるというメリットがあります。
さらに、物件によっては住居の北側と南側にバルコニーが設けられており、家の向きに関係なく部屋に日差しを取り入れることができます。
この間取りは高級マンションに多く見られ、希少価値が高いです。
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センターインマンションのメリット
この間取りのメリットは4つあり、まず1つ目に、他の間取りと大きく異なる点として挙げられるのがプライバシー性です。
玄関の左側は寝室などのプライベートな空間、右側はリビングやダイニングなどの共有空間と分けられるため、来客者の目に触れる心配がありません。
これを「PP分離に優れている」といいます。
2つ目のメリットは、廊下が短いため生活動線が良く、部屋の面積も広くなることです。
隣接する部屋が近く、間仕切りを取り除いて一つの大きな部屋にすることもできます。
3つ目のメリットは、バルコニーが2か所に設置されていることが多いため、家のなかの日当たりや風通しが良く、明るく開放的な空間となることです。
4つ目のメリットは、プライバシーの心配や騒音問題に悩む可能性が低いことです。
この間取りは構造的に近隣住宅と接する面が少なく、共用廊下に接する部屋や窓もないため、近隣とのトラブルが起きる可能性は低くなります。
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センターインマンションのデメリット
魅力的な間取りですが、一方でデメリットもあります。
1つ目のデメリットは、家賃が高い傾向にあるうえ、管理費・修繕積立金・固定資産税がかかり、住居費用の負担が大きい点です。
特徴的な間取りの設計コストが、他の間取りよりもかかっていることが理由に挙げられます。
2つ目のデメリットは、前述の通り希少物件である点です。
希望のエリアや価格に見合った物件が見つかる可能性が、他の間取りに比べて低くなってしまいます。
希少な物件であるため、金銭的な負担が大きくなってしまいます。
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まとめ
センターインマンションは希少な間取りであり、そのため価格も高くなりますが、PP分離が良く、居住性に配慮された間取りです。
日当たりも風通しも良いだけでなく、明るく開放的な空間でもあります。
マンションへの引っ越しを検討している方は、ぜひマンションの間取り選びの参考にしてください。
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