いつ起こるかわからない地震に備えて、防災対策を万全にしておきたいと考える方は多いでしょう。
しかしこれから新たなマンションへ引っ越すにあたり、いったいどのような点に気を付けたら良いのでしょうか。
今回は、マンションに住む際に自身でできる防災対策や、マンションに設置されている防災設備について解説します。
過去の大地震の教訓に学ぶマンション防災の重要性
2011年3月11日に東北地方で起こった、東日本大震災の記憶はまだ新しいところでしょう。
このときマンションの倒壊はありませんでしたが、早朝に地震が発生したため、家具の転倒によって就寝中だった多くの方が亡くなっています。
また、電気やガス、水道といったライフラインの停止によってマンション内では生活ができなくなり、避難生活を余儀なくされた方も大勢いました。
過去の地震の教訓から、マンションにおける防災対策としては「家具が転倒しないようにする」「ライフラインが止まっても対応できるようにする」の2点が重要である、とわかります。
マンションでできる具体的な防災対策
マンションでの生活を送るうえで、もっとも気を付けたいのは家具の転倒です。
家具が倒れて部屋の出入り口をふさいでしまわないように、家具の配置はしっかりと検討しましょう。
地震が発生しても家具が倒れないように、あらかじめ金具を使って固定しておくことも重要です。
また自然災害が発生して物流やライフラインが止まる場合を想定し、少なくとも1週間分の水や食料品を備蓄しておくと安心です。
懐中電灯や軍手、ウェットティッシュ、ラップ、ポリ袋、ブルーシートといった防災グッズも準備するなど、いざというときに備えて日頃から防災対策を心掛けましょう。
マンションにはどのような防災設備がある？
マンションを検討する際は、どのような防災設備があるのかを事前に確認しておくことが大切です。
たとえば、非常用発電機が備えられていればライフラインが止まったときにもエレベーターが動くので、逃げ遅れを防げるでしょう。
また、家具を固定する器具や、地震の揺れを感知して自動で消えるガスコンロなどの設備が整えられているマンションもあります。
自然災害はいつ起こるかわからないからこそ、防災対策が徹底しているマンションを選びたいものです。
まとめ
自然災害から身を守るためには、防災対策への意識が欠かせません。
自身でも家具の固定や防災グッズの準備といった対策を講じるとともに、マンション自体に自然災害に対する備えがなされているかどうかを確認しておくと安心です。
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