自宅から高校が遠い、親元から離れて生活をしたいなどの理由によって一人暮らしをしたいと考える高校生は少なくありません。
しかし、高校生が賃貸物件を借りられるのでしょうか。
今回は高校生でも一人暮らしが可能かどうかについて解説するとともに、一人暮らしをする際の問題点、契約の流れについてご紹介します。
高校生でも一人暮らしは可能？
基本的に高校生でも一人暮らしは可能ですが、18歳未満の未成年者が賃貸物件を借りる際には親の同意が不可欠です。
そのため、一人暮らしを親に反対されていたり、秘密にしていたりする場合は難しいと言わざるを得ません。
たとえ18歳で成人を迎えていたとしても、親の承諾がなければ入居審査にはとおらないでしょう。
また、公立高校の場合は入学条件として保護者と同一住所に住んでいることが求められることが多いため、やはり一人暮らしは難しいと言えます。
高校生が一人暮らしをする問題点
高校生で親の許可が得られなければ賃貸物件を借りられないため、一人暮らしを諦めたほうが無難でしょう。
また、一人暮らしをするには家賃と合わせて少なくとも月10万円は必要です。
しかし、学業と両立しながらアルバイトで生活費を稼ぐのは時間的に困難でしょう。
仮に親から一人暮らしを認められたとしても、生活費の援助がない場合は友人との貴重な時間を失う覚悟が必要です。
また、社会に関する知識に乏しい高校生は、マルチビジネスや宗教など悪質な勧誘者にとっては格好の獲物になりかねません。
このようなトラブルに巻き込まれやすいところも、高校生が一人暮らしをする問題点として挙げられます。
高校生が一人暮らしをするまでの契約の流れ
親から一人暮らしをする許可を得たら、まずは生活費がいくらかかるのかを考えましょう。
この場合、食費や光熱費、通信費などの基本的な支出だけでなく、医療費や入院費など突発的な出費も念頭に置いたうえでシミュレーションすることをおすすめします。
そのうえで、仕送り額や月々のアルバイト代などの収入を踏まえ、予算に合った賃貸物件を探すことが大切です。
賃貸物件を探すなかで高校生でも入居可能な部屋が見つかったら、賃貸借契約を交わし引っ越しするというのが基本的な流れです。
まとめ
高校生であっても一人暮らしは可能ですが、その場合には親の許可が不可欠です。
さらに親の承諾があったとしても、大家さんの許可が下りなければ賃貸物件を借りられない点は頭に入れておく必要があります。
また、一人暮らしを始める際には生活費を考慮し、予算に合った家賃の賃貸物件を探しましょう。
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