退去時の立会いと聞くと何のことだかよくわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際、初めての賃貸物件の場合は、何を用意したら良いのか焦ってしまうかもしれません。
ここでは、立会いとはそもそも何なのか、当日の流れや持ち物について解説していきます。
賃貸物件の退去立会いとは何か
賃貸物件の退去立会いは、賃貸物件を明け渡す当日におこなわれます。
その主旨は、退去後の修繕工事について、貸主または借主のどちらがその費用を負担するのか決めるところにあります。
たとえば、室内の傷であれば、入居時からのものなのか、借主が付けたものなのかによってどちらが負担するのか決まるのです。
時間にして20分～40分ほどです。
部屋の現況について、傷や汚れ、破損など、担当者に聞かれたことは、わかる範囲で良いので正直に答えましょう。
賃貸物件退去時の立会いの流れとは
立会いは、荷物のない空室の状態、すなわち引っ越し当日におこなうケースがほとんどです。
通常、引っ越し会社が荷物をすべて運び出したあとにおこなうことが多いため、荷物の搬出にどれだけ時間がかかるのか、おおよその時間を確認しておきましょう。
荷物が運び出されたあとは、担当者が来るまでに部屋をきれいに掃除します。
空室の状態でおこなうのは、傷などが入居前からあったのか、入居後にできたものなのか、はっきりさせるためです。
あとからトラブルにならないためにも、言うべきことははっきりと主張することが大切です。
終わったあとに書面にサインをしますが、敷金精算に関わるため大事なものとなります。
内容や伝え忘れなどがないか、よく確認のうえサインしましょう。
賃貸物件の退去立会いに必要な持ち物とは
立会いの時に用意しておいたほうが良いものがいくつかあります。
まず、筆記用具・印鑑・身分証明書は準備しておきましょう。
カギやスペアキーは返却しなければならないので、忘れずに持参します。
また、賃貸借契約書には、原状回復について明記してあるので、立会い時には手元に持っておきましょう。
入居時の写真などがもしあれば、用意しておくと良いでしょう。
傷や汚れがいつからあるか、証明することができます。
これらの持ち物は、事前に用意しておき、当日慌てないようにしましょう。
まとめ
賃貸物件の退去時の立会いでは、少し身構えてしまいそうですが、実際にはそれほど臆する必要はありません。
だいたいの流れさえ分かっていれば、スムーズにいくことでしょう。
ただし、質問には正直に答えつつ、主張すべきは主張することが大切です。
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