賃貸物件に備え付けのガスコンロが故障した場合、修理・交換費用はいったい誰が負担すべきなのか、気になる方は多いでしょう。
また賃貸物件でも「ガスコンロからIHクッキングヒーターへの変更が可能かどうか」について知りたい方もいるはずです。
そこで今回は、賃貸物件のガスコンロが故障した際の費用負担や、IHクッキングヒーターへ変更する際の注意点について解説します。
賃貸物件のガスコンロが故障？火が点かない原因とは
ガスコンロの火が点かなくなってしまったときは、まずは原因を把握しましょう。
たとえばガスコンロは乾電池で動くしくみとなっているため、いつの間にか電池が切れてしまっている可能性があります。
点火ボタンを押した際に火花が出てこない場合は、電池切れが疑われるため、新しい電池に交換しましょう。
また、ガスが出てくるバーナーキャップが濡れているときはガスがうまく出てこなくなり、火が点きません。
この場合はしっかりと乾くまで待ったうえで、再度火が点かないかどうかを試しましょう。
そのほか、そもそもガスの元栓が開いていない可能性も考えられます。
ガスコンロを使う前にガスの元栓がきちんと開いているかどうかを確認しましょう。
賃貸物件のガスコンロが故障？修理費用は誰が負担する
賃貸物件のガスコンロが故障した際は、まず大家か管理会社に連絡を入れたうえで対応策を仰ぎましょう。
ガスコンロをはじめとした賃貸物件の設備はすべて大家の所有物にあたるため、これらのものが故障した場合の修理・交換費用は原則大家の負担です。
ただし、入居者の故意・過失によってガスコンロが壊れた場合の修理・交換費用は入居者が負担しなければなりません。
一方、場合によってはガスコンロが前の入居者が置いていった残置物である可能性があります。
残置物の故障に関しては大家が責任を負う必要がないため、このケースでは入居者が修理・交換費用を負担する必要があります。
賃貸物件でガスコンロをIHヒーターに変える際の注意点
なかには「備え付けられたガスコンロからIHクッキングヒーターに変更したい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
この場合は、大家の了解を得られれば取り換えが可能です。
ただし、IHクッキングヒーターに取り換える際には、200vの専用回路を新たに引き込む工事をおこなわなければなりません。
賃貸物件のアンペア数によってはそもそもIHクッキングヒーターを設置できないケースもあるため、事前確認が必要です。
また、設置できたとしても8万円ほどの費用がかかることは覚悟しなければならないでしょう。
まとめ
賃貸物件に備え付けられたガスコンロが故障した場合は、大家の負担で修理・交換してもらえます。
また大家の了解を得ればガスコンロをIHクッキングヒーターに変更できますが、物件によっては専用回路を設置できない可能性がある点に注意が必要です。
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